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[125295] 夜に呟く

詩人:ハト

すれ違った風圧で
舞い上がる春の名残に
常に変わり行く季節を見

いつか見た景色と比べて
変わらないわたしを思い出す

そして
思いだし
比べる事で
やっと

今あるものを見ることが

できる

いや、
そうしなければそこに
辿り着けないと言うべきか

すれ違って
舞い上がる

積もりに積もって蓄積された

何か

払い落とすべきなのか
大事に掻き集めるべきなのか

吹き溜った
今はもう終わった季節に
また
思い出を重ねている

また巡るまで、さよなら

次に会うのはまた
比べる時に

その時わたしはまた
同じ事を思うのだろうか

2008/04/26 (Sat)
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