詩人:ハoィンロ
午後7時36分
家へ帰る人が増す頃
楽しぃ時間を過ごした二人
別々のホームの端と端
向かい合い
線路を跨いで話す二人
自然と声が大きくなって
寂しぃ気持ちを隠すよに
電車が来るのを告げるベルが
いつになく嫌な音に聞こえた
二人は向かい合い
アナタは小さく手をあげて
ワタシは小さく手を振った
二人の間を引き裂くように
電車がホームを走り抜け
何もなかったかの様に
走っていくんだ
誰もいなくなったホームに
アナタの残した微かな温もりが
ワタシの心を暖めた
2005/12/09 (Fri)