詩人:ゆなぎ
愛してるなんて 器用な言葉
言える訳ないからさ ほら
真反対の此処で 今も
君の幸せを 祈っているよ
ふらり揺れた 星が光る
眠れない夜に 照らしたのは
独り 一つ ぽとり 落とした
伝わる事ない想いだけが 今
流れた星と 重なった雫は
届くことなく 空に還る
ごめんねなんて お別れの言葉
口にした瞬間にチクリ ほら
真反対の想いが 今も
僕の胸の中 燻っているよ
ふつり途切れた 月が曇る
眠れない夜に 隠したのは
二人 二つ ふわり 零した
置き去りにした心 溢れて
途切れた月影と 重なった絆
繋がることなく 宙に還る
届いたなら 変われてたのかな
応えはなく 僕に還る