詩人:安曇
茶色の海に
僕一人
ぽつんと浮かんでいます
茶色の海はとても苦くて
僕は悲しく一人
浮かんでいました
言葉に出せない想いたちが
茶色の海に溶けだして
茶色の海はますます苦くなりました
悲しくて痛くて
不安で
愛しくて
君への想い
全部溶けてなくなってしまえば
苦みさえもわからなくなるのかな?
涙がこぼれ落ちそうな時
友がくれたミルクのおかげで
僕は泣かずに笑えたよ
茶色の海に
僕一人
ぽつんと浮かんでいます
僕の想いを溶かして
ミルクの泡に
必死に掴まりながら
それでも
君を想ってしまいます。
こんなにこんなに
苦いのに…
想ってしまいます。