詩人:放射能]
最後の時間は
木の葉も
ゆっくりと流れ落ちて
遠ざかっていく君と
とり残された僕と
僕の事は考えない君と
君の事を考える僕と
こんなに
いっぱいの人の中から
君をみつけた
確率の低い
出会いだったよ
そして別れまでも
いつも同じ
その声で
僕の胸は跳ね上がる
別れの言葉でさえも
君が
いっぱい重なって
君の全部で
好きなんだ
去り行く姿すらも
どんな言葉も
もう届かない
遠ざかっていく君と
とり残された僕と
僕の事は考えない君と
君の事を考える僕と
2003/07/01 (Tue)