詩人:IKUMI
前に闘犬に似ていると言われた。
大切な人を守る為に
身体を張ってその人の盾になると。
でも、守っても守っても…
見捨てられる闘犬。
ボロボロなのに誰にも見向きをされず、
ずっとグッタリしていると。
子犬の癖にワンワン吠えるけど、
大犬には勝てなくて…
それでも勝ちたくて立ち向かう。
子犬だとも言われた。
他人には猫の姿しか見せないけど、
大切な人達には犬の姿になる。
でも、犬になる人達はもういない。
必要ない。
だって…
みんな、裏切るから。
私はもう…闘犬にはなれない。
2017/01/07 (Sat)