詩人:旅人モドキ(左利き)
きみは寝苦しさにまぎれた後で吐き気と頭痛に思いがけずねらわれる者となる戯れにそうぞうしい遊びをも 噴水がまじり飛散してゆくきみが叫ぶだろう いつまでもずっと そこで感づくのであれば泥んこまみれで騒がしい瞬きや酒盛りのまっただなかに立ち 笑い声のたえない田んぼでさえきみはときおり ふと黙りこんで逃げ隠れしたくなるときみ自身で感づいてしまう