詩人:はるか
流れる人波を視界の端へと追いやる広い 広い街の中記憶を摘んでひた歩くここに来る理由も来なかった言い訳も月日と引きかえに消えて何も残らない今変わるのは悪い事じゃないと今だから思える事もあると知る街は変わり人も変わる時間はながれ心はほどけてゆく見ようによっては全てが違って見える少しだけ 振り向いてみたけれどそれは ただそれだけのこと今ある景色も小さなわだかまりも風が気付かず通りすぎるようにすうっと肩を撫でていくだけ