詩人:浦覇
アナタが
部屋にこもって
CDの音量を最大にしてるのは
アナタが
夜中に散歩に出掛けるのは
私に気づかれないよう
一人で
泣いているからなのよね
泣き腫らした
赤い目元
日々増えていく
アナタの腕の傷…
『お母さん、お腹空いたよ。今日のご飯なぁに?』
なんて
私にバレたくないかのように
あまりに
明るい笑顔で言うから
私は何も聞けなくなるの
『今日はアナタが好きなモノ作ろうかしら。何が食べたい?』
これが
私の精一杯です
こんな
無力な母を
許して下さい…
2012/01/23 (Mon)