詩人:どるとる
ささやくように本のページをめくる風そっと自転車が 景色を飛ばしてく笑いながら 君は泣いた 予報にない雨に降られながら五時のチャイムが 街に染み渡ってゆく手と手が離れてくその瞬間の寂しさを覚えていて二度と 味わいたくないのならほらね明日もこの 夢の続きで 君に会えたらいいなあ。