詩人:どるとる
携帯の明かりだけがぼやっと浮かんで夜光虫のように闇の中に羽を広げるつながっているのは声だけでふれられなければ心は側にはいないの終電間近の電車に飛び乗って発車するまでの数分が永遠にも感じられた残されたこの思いは 誰のために あるんだろう叶うことのない恋ならば 抱いていても仕方ないのにあなたを愛していた日々だけは いつまでも この胸に幸せをくれるから忘れず覚えていよう 痛みと一緒に。