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どるとるの部屋


[7627] 夜光虫
詩人:どるとる [投票][編集]


携帯の明かりだけがぼやっと浮かんで
夜光虫のように闇の中に羽を広げる

つながっているのは声だけで
ふれられなければ心は側にはいないの

終電間近の電車に飛び乗って
発車するまでの数分が永遠にも感じられた

残されたこの思いは 誰のために あるんだろう
叶うことのない恋ならば 抱いていても仕方ないのに

あなたを愛していた日々だけは いつまでも この胸に幸せをくれるから
忘れず覚えていよう 痛みと一緒に。

2016/04/10 (Sun)

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