詩人:快感じゃがー
稲妻落ちた朝
あなたがドアを閉めて
痛みが心切り裂く
世界は呑み込まれた
思い通りには、ゆかないの
桜も
いつか散る
未来を覆う雲
一筋の光、隠したまま
ここにある
総てが
ただ、傷つける
ただ、殺してく
傍にいる、
なんて言わないで
いつか
嘘になるなら。
積年の哀しみに
浮き漂う
終わりなき迷路の入り口
私は
孤独を選べなかった
それだけ
重なり、
溶けてゆく灰と
黒雲に
掻き消された
月
きっと
この手は無力すぎて
君の言葉、滲んでた
このまま影になるよ
濃紺の空
星を目指して、描いた夢
そっと
抱きしめて
眠りたいから
今は、膝を抱き
うずくまり
「もう、笑えない」
鏡に呟いて
それでも
笑顔を作ってる
私は、生きているの
今日も