詩人:凪都
薄皮一枚剥いだ個の中身に広がる薄っぺらい煩悩苦く笑う事に長けた今が摘んで捨てた君を知らないあの個は真っ白で身体に線を抱えショーウインドーを飾る数ある一輪の華でいられたかもしれないと悔やむのではなくため息混じりに皮肉手折るための華だと青いペンに言い聞かせ返らぬ答えは新たな白に応える