詩人:凜一
僕のぽっかり空いた空洞に
君の存在は大きすぎた
無理にはめ込もうとしたら
壊れてしまうから
半端に納まってきた感情を
僕はそっと追い出した
愛は確かなのに
一つになれず
大事にしたかったのに
大事にしきれなくて
何よりも大切だ、と
胸をはって言えなくて
君の「好き」に
本当に応えたかったのに
言いようのない愛しさを
この腕に確かに感じていたのに
僕のちっぽけな殻が
君を傷つけた
だから
ゴメンネの代わりに
サヨナラをしよう
いつか大きな心の人が
君を温めてくれるだろう
2011/05/10 (Tue)