詩人:快感じゃがー
いま 堕ちてもいい
夢に 堕ちてもいい
太陽が 夜を望む ならば
いま 堕ちてもいい
祈りなど 無意味 だよ
月が 朝に嫉妬して いる
白状すべき罪と
感謝すべき
愛
救われない 魂の欠片 たち
この目には
ただ 歪んで見える 世界でも
間違い ぜんぶ
探し当てた なら
明日は 褒めてくれます か?
歪つな嘘で 好かったら
僕が
誤魔化して あげるよ
癒えることない 傷も
舐め合えば
暇潰しの足し には なるだろう
口付けは よして欲しい
真実に火傷 する
開き直るほどの傲慢さ は
僕にも まだ芽吹かない
ああ
自惚れの類で 善かったら
僕が
教えてあげよう
手取り足取り
そして 耳元で 囁こう
傷つける能力を
愛する能力に
変えること
出来たなら
きっと
狼なんて 怖くない
狼なんて 怖くない
もしも 泣いてしまう
その時は
自分が 獣に 成り下がるまで で
笑えないオチ で 良かったら
いま
ナイフも 貸してあげる
ねえ
バンビを 殺したのは 誰
バンビを 殺したのは 誰
血痕は
森の中へと
ただ
点々と 續いてる