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[13858] 君といた夏夜空の下にサク花

詩人:チェシャ猫

いつものように微笑っていた君が
何も言わずにいなくなったあの日から
ずいぶんとたくさんの季節を追い越してきたね
もう 夏も三度目だよ・・・。。


僕の手から何かが滑り落ちたあの夜
並んで見上げたソラには
名前も知らない花が咲イテいた
見とれてはしゃいでいた僕は
つないだ手に零れた君の涙にも
気づかずにいた。。

君は今微笑ってる??
悲しい目をする君を側で支えることも
泣きだしそうな君を抱きしめることも
今の僕には できないけれど・・・

精一杯伸ばした僕の腕に
つかめるものなんて 結局何一つなかったけれど
そっと開いた掌にはただ
君からの最後の言葉が残ってて。。

君といた夏夜空の下
振り返る僕たちは微笑っているから
君が僕の運命の人じゃなかったとしても
小指から伸びた糸は君を捜すから



君といた夏  幸せだったよ
夜空の下 振り返る僕たちは微笑っているから・・・

2004/06/16 (Wed)
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