詩人:もとり
貴方がすぐ傍で
見守ってくれて居て
優しい瞳で見つめて居た
それは遠い遠い昔話
前を歩く貴方
少し遅れて歩く私
ねぇ もう少し待って なんて
少しの気恥ずかしさに背中を押され
宙に浮いた右手をそっと下に落とす
人波に飲まれて
ふと立ち竦めば
気付いてくれるかな なんて
そんな自分勝手な気持ちが顔を出す
慌てて駆けてくれる貴方が
とっても大好きだった
それはもう今でも
今だからこそ強く実感するの
大丈夫
私 強くなるからね
一人でも 頑張れるからね
ただ貴方の誕生日には
まだ少し貴方の事を思い出させてね