詩人:どるとる
ごまかしてばかりいた 昨日に別れを告げ窓を開けよう 風を部屋に招き入れて夜を 賑わす 星たちのささやきは終電の窓からでも 何となく見えるほらね魔法のようにページは捲られて季節は 小説を読むように 流れるこの街に集う夜は星のささやきのように一人一人の悲しさや喜びを見送って生まれては消えてく思いを 記憶するそしてまたひとつ 新しい命がこの星に僕は思ったよ「僕はあとどれくらいこの夜を迎えられるだろうそして あとどれくらい夜を越えていけるだろう」