ごまかしてばかりいた 昨日に別れを告げ
窓を開けよう 風を部屋に招き入れて
夜を 賑わす 星たちのささやきは
終電の窓からでも 何となく見える
ほらね魔法のようにページは捲られて
季節は 小説を読むように 流れる
この街に集う夜は星のささやきのように
一人一人の悲しさや喜びを見送って
生まれては消えてく思いを 記憶する
そしてまたひとつ 新しい命がこの星に
僕は思ったよ
「僕はあとどれくらいこの夜を迎えられるだろう
そして あとどれくらい夜を越えていけるだろう」
2016/06/30 (Thu)