詩人:沁漉
鮮やかなこの世界… 繰り返す運命の日々… そんなある日僕は 枯れた花を見つけた。 その上には傷ついた天使がいた。 ぼろぼろの体を休めるかのようにいた。 けれど天使は誰も見えていない。 そんな中枯れた花が綺麗に咲きはじめた。僕はわかった。 天使が枯れた花を見つけて 自分の命を吸収している事を…。 やがて天使は力つきた。 けれど花の中には今でも 天使が微笑んで生きている。