詩人:にあ
掴もうとすればするほど掌からこぼれ落ちる砂のような時間を一粒だって無駄にしまいと必死になってがむしゃらに机に向かう訪れる岐路を忘れようと自らの足で立つと忘れてしまう何か何気ない一瞬の大切さしだいに彼らも気付き始めてペンとボール仲間とあの子春と旅立ち一本のシャーペン白いノートの切れ端机の中の忘れ物