詩人:葉月
何度も消した想いを
甦らせるのはいつもあなた
判っているのに振り回されては
また涙する日々の繰り返し
忘れた頃にあなたはやって来て
何事もなかったかの様に
笑いかける あの頃と変わらずに
錯覚してしまう程の
あなたの変わらない笑顔に
騙されてる 判っているのだけど
予想外のあなたの帰りに
小さな期待は膨らむ一方
毎度の事ながら胸弾むのは
きっとあなたを忘れられないから
また帰って来てくれる
わたしを迎えに来てくれる
そんな風に思ってしまうのは
あなたのせいなんだから
期待されたくないなら
もう連絡なんて要らないよ
嘘でできた優しさなんて
もうたくさんなんだから
判っているのに
判っているのだけど
深い甘いその瞳に
溺れていってしまうのは
やっぱり好きだから
なのかな。