詩人:杳子
何のための鶴嘴なの
壊れそうもない壁を狙って
私に日を見させるなんて
自惚れてるのは夜の方
崩れ崩れて崩れては
どうか屑れてくれますか
薄い雲の向こうが見たいの
何のための努力なの
届きそうもない私はもがいて
明日天気になれなんて
思えないのはカーテンのせい
醒まし醒まして醒ましては
どうか冷ましてくれますか
雲一つない夜空がいいの
冬の夜空がとてもいいの
明日が仮にこないならば
私は今日もがんばりますか
何のための我慢なの!
傷ついたって生きていたいの
2012/12/04 (Tue)