詩人:姫宮らら
それは静かな夜でしたふわり ふわり透明 硝子 その向こう真っ白な雪が降りました街灯の光 反射してきらきら きらきら輝いていました寂しさ 紛らわすラジオの音思わず止めました時計の針の音だけ響く雪と街灯 そして私それだけの 静かな世界になりました闇を照らす 柔らかな雪雪を照らす 暖かな光その中で ゆっくりと眠りに落ちる私それは静かな夜でした