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[61725] 月影とエンジ色の炎。

詩人:まとりょ〜鹿

ジンジンと静かに音を立てる焚き火を挟み

僕と君が四十の肩を揺らして笑う。

夏の名残の真っ黄色な月明かり。
流れゆく火の粉を吸い上げる。

エンジ色した炎が僕の耳まで真っ赤にすれば、

炎越しに揺らめいた君の姿に改めて恋をする。

夏の終わりは切ないけれど
まだまだ何度も夏は来る。

今、こんなに嬉しいのは
二十路、三十路、四十路…
そしてこれからもずっと同じ君と夏を生きるから。

2006/01/02 (Mon)
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