詩人:現実的SUGILL
ふたり、飛び立つ夢を見た
青すぎる空はウソみたいに綺麗で
手が届くかもって
錯覚するほど近くて。
目覚めた後に泣きそうになった
やっぱり、ぜんぶ嘘だった
体の中を這いずり廻る
小さな黒い虫
いつも私を悩ませる
そんなアナタも
いつかは綺麗な
蝶々になってくれるの?
鏡の外では笑えない
白い指先に染みつく
誰かさんの感覚
幻のような明日...虚しい
切なくてこのまま
死んでしまいそうに
なって
死に切れないところで
また
現実に変わるの
干からびるように
砂になったなら
涙の雨は世界を潤す...
ねぇ。忌々しいくらいに君が好きです