詩人:どるとる
公園通りに桜が舞う
記憶を手繰り寄せながら
過ぎ行く 季節の真ん中で
思い出すあの日の出来事
六畳の部屋で そだてた愛を
小さな ちゃぶ台に乗せながら
洗濯物干す 夕暮れ
君の背中を眺めてる
幸せは つないだ手のひらに
伝うぬくもりが そのすべて
目に見える幸せなどありふれている
目には見えない幸せを抱えたとき
人は昨日より一歩前に進む
窓辺に花を 置くように
暮らしに華を 添えたけりゃ
心を歪ませず
この退屈を 愛すこと それが幸せへの一番の近道だと知れ。
2016/07/04 (Mon)