詩人:甘味亭 真朱麻呂
何気ない朝に君と向かい合わせに食べる朝食
カーテンからやわらかく注ぐ木漏れ日
僕が一番なにも考えずにホットできるそんな時間
ときには傷つけ合い
ときには励まし合う
そんなことすべて併せ持った魔法の笑顔
コーヒーカップの縁についた口紅の痕を拭い
恥ずかしそうにはにかむ君はまるで天使のよう
何もかも忌み嫌う時間があるなら
すぐさま何もかも愛せるような時間に変えて
汚れのない心で君を抱きしめたい
空がオレンジ色の服に着替えて
僕らの瞳に燃えるような赤い太陽を映している
今日も一日ご苦労様でした
すべての頑張りが報われそうだ
この一瞬で悲しみも美しく彩られる
君の空はどんな色をしているのですか?
僕だけに教えてください
晴れた日の青や夕暮れの赤や雨降りの灰色
空は様々な色を僕らにそっと見せてくれる
どんなときもそばにいて
愛し合う僕らに色があるのだとしたら
きっと
言葉じゃ表せない
決まった形のない
それぞれが思い描く色
幸せの色さ
君と僕の色さ。