詩人:Ray
あたしを好きだと
あなたは言った
こんなあたしを好きだとあなたは言った
温もりが欲しかった
穴の空いた心はやっぱり寂しかった
あの人に振り向いてもらえないのが悔しかった
誰かと一緒に居たかった
あたしは人の子
愚かで醜い人間の子
愛されたいと願ってしまった
愛が欲しかった
あたしがあの人を愛するよぅに 真っすぐに
誰かに愛して欲しかった
『愛してくれるの?』
とあたしは言った
ずっとずっと
欲しかった
誰かの温もり
だけどね
それは所詮『誰かの』だから
そんなのダメだって
わかってた
それでも欲しかった
『誰かの温もり』
あなたはただ一言
『うん』って言った・・・