|
詩人:花蓮
三年間ありがとう。
そう学校に頭を下げた。
いつも通り教室から
いつもの友達と下に下りて
「バィバィ」
といって別れた
なんかいたって普通で
また明日オハヨウって言うつもりになっちゃった。
いっつもきずけば
時が過ぎてる…
だから卒業式の間は
ゆっくりと時を見つめた。
なぜか時間が早くて
皆泣いてて
なのに
私は泣かなかった。
悲しくないわけがない。
何度も泣きそうになった。
でも自然と涙はでなくて…
きっと別れを認めたくなかったのかもしれない。
いや。
また会えるからと信じてたのかもしれない。
でもこの三年間。
たのしかった。
それは本当だから
ありがとう。
立ち止まったら
後ろを振り返って
思い出すよ。
あの日のことを。
そして見つめなおすよ
流れ行く時を…