詩人:どるとる
開いた傘の上に落ちた大粒の雨粒と
重なるように 鳴った無数の音
爪先で 踏み越えた未来のライン
届くかな 君を呼ぶこの声は
ずっと君のそばにいたいな
いつの間にか 固く結ばれた口から
あふれ出す メロディ
雨上がり見上げた空に 架かる虹
何でだろう 誰かに会いたくなる
心弾ませ 踊って
心まであの空と同じ色に染まって
飛べそうもない空に 腕を広げたよ
ずっと 長い時の間に忘れた空の飛び方
風をつかんで 舞い上がるように
消えない思いを つなげていくんだよ。
2016/10/09 (Sun)