詩人:どるとる
季節の終わりは冷たい雨が降って屋根の上で雨音を聞いているよ誰かが言いかけた言葉が 遠い浜辺にうち上がる潮風がはこんだ僕の涙が小さな駅舎の傍らのベンチに思い出が座ってる手紙も寄越さずにただ流れるだけの時間をもて余す街の明かり消えて長い夜が来るたったひとつの物語のためにあしたはめぐるあなたの 元へ帰るように今朝焼けの空へ。