詩人:どるとる
汽車の 汽笛が遠くに 聞こえたら耳を羽ばたかせて音を拾うよ少しの希望でさもきれいなように見せかけた幻に だまされていたことに僕は 今まで気づかずに句読点が わからなくなってしまう始まりも終わりもなく途切れたレールに 朝日があたれば幸せは 見えるだろうか川はながれて花は ほころんでくすんだ空が泣いた今日の 痛みもいつかの喜びも幻なのだろうかそれならば僕は生きている意味はあるのだろうか。