詩人:さみだれ
今にも壊れそうな時計塔石畳の隙間から伸びていく草まるい空には虹が架かって知らない鳥が飛んでいく誰かが言っていた「いつか見離されるから僕らは何をやったっていい」誰かが笑い飛ばしてた「それが今なら何をするんだ?」時計塔の下で祈る人屋根の上に突き抜けた木々大きな空には虹が架かって月が小さく影をひそめる