詩人:流☆群
レンズ越しに見る君は
とても大きくて
自由で楽しそうで
憧れていたんだ
レンズ越しに見る君の
その大きな背中に近づきたくて
歩みよってみたんだ
勇気を出して
レンズ越しに見た君は
いつの間にか僕の隣にいて
僕らは
友達になった
朝まで語りあかした
話すうちに
レンズが邪魔で思わずどけた
あれ?
レンズ越しにずっと見ていた君
とても大きくて憧れていた
でもほんとは小さかった
僕とちっとも変わらなくて
悩みだってあるし
いつも元気ってわけにはいかないみたい
なぁんだ
レンズ越しに見ていた君は
今僕の隣にいるから
これからはレンズなしで付き合うことにした
レンズ越しじゃなくて
ありのままの君を見ていたいと
そう思った