詩人:はちざえもん
急に響いた頭痛は無視して 街を闊歩しよう これは一種の挑戦 或いは至極、個人的な怨念 痛みが無視できなくなる頃、朝日が昇り 出来レースが今日も始まる
情熱を注ぎ込んで 善悪論を論じよう 真っ当な考えを優先して装えばそのうち 取り返しのつかないミスを犯す
或いは情熱 或いは本能 それら不確かなものに突き動かされて 曖昧ながら結論を下して
急な頭痛は無視できるまで 何も感じなかったことにする 或いはそれが運命を分かつ重大な局面だとしても 僕は後悔しないはず
或いは恐怖 或いは理性 それら不必要なものを振り払って 判断力が鈍る前に
聞き取れないほど小さな声で そういった曖昧な感情を焚きつける言葉を呟いて カウントダウンは始まっている
そう、これは復讐
銃口を構えて、
今!