詩人:beet
独り 目まぐるしい喧騒から離れ
木陰に佇む
遅まきに訪れた夏の恩恵を感じ
時間とゆとりの大切さを感じる
今は夏なのだ…。
効き過ぎたクーラーのある場所で
仕事と日常に追いまわされ
人間らしさのかけらもなく
表しようのない孤独と無意味さを隠し
ただひたすら
次のオアシスを求めひた歩く。
人は生きる限り
永遠の遊牧民なのだ
季節を感じるのは
僅かな合間を縫って
外へでるひと時だけ
そして
また次のオアシスを求めて
戦争が始まる
そして、時間とゆとりという
次のオアシスに辿り着いた時
今度は君がそばにいて欲しい
時間とゆとりと
そしてやすらぎを僕に…。