詩人:どるとる
暦の上に 忘れじの春が 降りてきてあなたは何度でも 振り返ってしまう桜に埋もれた 町を歩きながらなくしものを 探すけれど見つからない足りない 言葉を 集めたらあなたに届くかな 風に乗せて会いたくて 会えなくてただ季節は流れていく笑うことも 泣くことも味気ないあなたが いなければ幸せなど あり得ない。