都森 善太の部屋
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[115415] 線路上の野良猫
詩人:都森 善太
よう、やく思い出したよ
あの瞳の、中
帰り道、焦げ、付いた
まっかっか、な太陽
底の、方に沈んだから
ヒゲはビリ、ビリ痛むんだ
空、の青色を溶かして
チャイムの、音、は空腹感
黒く、滲んでいく宙から
僕、達はやってきた
しっぽをぶら、下げてさ
やんやん、鳴いて、さ
闇に消える
線路上の野良猫
さよなら
レールにそって
故郷へ帰るのだ
2007/11/24 (Sat)
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