千波 一也の部屋
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[119118] 割れないたまご
詩人:千波 一也
機械的な
街だとしても
あしたの祈りが渦巻いて
それと同時に
幾度も踏まれて
けれども確かに
きのうはあったから
あした、と呼ばれる
きのうは
あったから
スクランブル、
少しのあいだ
足たちが止まる
手のなかにある
痛みをそっと
迎えるように
夢見るこころの表面の
名もなき顔は
きょうもまた
翼にかわる
人知れず
2008/01/15 (Tue)
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詩人の部屋 -