詩人:どるとる
孤独なぼくを照らす月の明かりが揺れている
なんてことはないいつもの景色
それなのに見るたび見るたびこぼれる涙とこみ上げる切なさ
どうしてもぬぐえない
夜の光の中にかいま見るよ
綺麗なのに
その綺麗さが行き過ぎていて
もう死ぬことばかり考えてるからあと何回見るのかなとか考えてしまってさ
普通の人とは見え方が少し違うのさ
そんな光がただ今日も揺れているよ
ぼくにはとんでもなくとんでもなく切ない景色さ
ただそれだけで
目にうつる世界が黄昏に染まってゆく。
2010/01/08 (Fri)