詩人:青空
手つかずの餌、散らかる泣き声首輪にぶら下がるネームプレートには名前はなく小さすぎる体に、不似合いな段ボール箱頭だけを此方に向け淋しそうな眼差しそんな目で俺を視るなよ震える体、抱き上げてやったら猫みたいな声で泣きやがったそんなに泣くな、親が在ないくらいでそんなに淋しいか、親が在ないくらいで強く偉くなっていつか見返してやろうぜ後悔するなよ。俺なんかに拾われて