詩人:じぇん
頼りない振りをする
信号の点滅 渡らずに
君との時間を
ただ全身に感じて
どうやら僕は
焦ると結果を出せないタイプらしい
それは言い訳
信号を渡らなかった
君の表情も
この信号機みたいにハッキリしていたら
なんて有りもしない事を想像してみたり
信号が変わる
振り向けば君はいなくて
闇雲にまた君を探す明日が来る
信号の点滅の数だけ
今日もまた何かが消えて行く
信号の赤より長いくらいの血が どこかでたくさん流れてる
信号の青より澄み切った空が きっとどこにでもある
2006/12/20 (Wed)