詩人:浦覇
今まで必死に生き抜いてやっと根を張りもう一息でこの淡く柔らかい花弁いっぱいに夏の風を受けようと夢見ていたのに公園に咲いた私は無垢で残酷な子供達によって呆気なく踏みにじられ手折られていく『そういう運命だったのだ』と自分に言い訳してゆっくり息を止めた。