詩人:甘味亭 真朱麻呂
道を何処かで
もし誤ってたら
君に会えなかったんだな
そう想うと不意に笑みがこぼれて
喜べたりなんかする
おもむろに君の手を握って良かったなんて呟いた
君は頭におっきなハテナマークを浮かべて
キョトンとして唖然としている
それもかまわずに僕は君を抱きしめたよ
何が何だか解らない君は
恥ずかしそうに
どうしたの?なんて聞く
何でもないと
返事をして
しばらくの間
抱きしめ合ってた
それだけ
それだけで
なんか嬉しくなれたりする
前よりずっと愛が深まった気がする。