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[23979] 繕わない弱さと何か

詩人:高級スプーン

君を手放す勇気があれば
他に必要なものは無いよ
だから僕は下を向いて
何かを書いた

君が好きだ
でも僕は
好きでもない嫌いでもない
分からない行為を
続けてばかり
左手が動き両目が見つめて
何かを作った

君を哲学して出た答に
いつも僕の気持ちが
足りなくて
それを埋めるかのように
何かを描いた

推敲するうちに二人は
画面から消えて
居なくなった
どうしよう

白い紙の上の消しカスを
拾い集めれば
君と僕になるんだと
本当は知っている

拒むんだ
繕った強さが


このままだと
君は連れ去られて

僕は

2004/12/26 (Sun)
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