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[176468] 香樟の大木

詩人:

−あんなにおっきな木になるまでには
いろんな事があったのだろう−


僕は知らなかった。
香樟が大変な時期を経ている事。

香樟は、大風にも倒れず
    寒風にも負けずに
    立っていた。

僕は何も知らずに
香樟のつくる輪を見た。





柵が一つ
こんな所に落ちてるなんて
あの頃には、想像出来なかった。

順調な時には、予期できなかった事。

(続けること)
(変わること)
(中身は、どうなの)

こんだけやれば、いい、と言うことではなかったみたい。

八風に侵されない命。だったのか、どうなのか。


自分で(一人でだけじゃないけど)つくった、
一つの知恵の輪。

やっと外した。(遅かった?早かった?)

今、もう一個
つくってるところ。




香樟の大木は
今もスクスクと
育っている。














2012/05/24 (Thu)
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