詩人:未知
変に動揺している。
ぬるい風が悶々とする
僕の体をとおり抜け
居心地の悪さと
ずっとここに
居たいと思う気持ちと...
今は昂揚している。
悪意さえもまるごと
溶かしてしまうような
ねじれさえもまるごと
正してしまうような
そんな柔らかな
笑みとその
奥深いあなたの懐に...
ああっ
これまでの悪事も
忘れてしまいそうになる
みんなが幸せになる
権利があるんだってこと
君が思い出させてくれた...
愛されたいって
思うのは普通のことだって
なみだが流れた瞬間に
世界は色づいて
悪ぶる理由なんて
ないと気づいた
いま、君を守れる強さがほしい。