詩人:タッシー
一人の頃
木枯らしの吹く夜の道で僕はふと思った
人は進化してよかったって
四本足で歩いていたら
こうしてポケットに手を突っ込んでいられない
二人になって
僕はつくづく思った
人は進化してよかった
本当によかったって
いつまでも
いつまでも
君と手をつないて歩けるから…
いずれ僕は
また寒い冬に向かいうつ
でも僕は
もうポケットに手を突っ込むことも無い
君と手をつないで歩いて行くんだ
それだけで僕は
心の奥まで暖められるから
そう…
君の手を握り締めることで
君を包める気がするから…
2005/06/13 (Mon)